原子力災害対策指針の改定に関する政府交渉とパブコメ・セミナー(4/2)
~SPEEDIをなぜ使わない? プルーム対策はどうなった?~

原子力災害対策指針の改定案が、パブコメにかけられています。

現在の改定案は、以下のように、放射性物質の影響を過小評価し、被ばくを前提としたものとなっています。

①SPEEDIなどの放射性物質の拡散予測の活用について削除された
②PPA(プルーム通過じの防護措置を実施する地域)の概念は削除された
③30km以遠の防護措置として、安定ヨウ素剤の配布・服用はしないこととなった
④もともとの即時避難の基準(OIL1)は500マイクロシーベルト/時、一時移転の基準(OIL2)は20マイクロシーベルト/時と、非常に高い空間線量率であった。このうちOIL2について、たとえ20マイクロシーベルト/時を観測したとしても、1日経過した時点での空間線量率が依然として20マイクロシーベルト/時を越えているかどうかで避難指示を判断することとした。

改定案の問題点について、事前に提出した質問をもとに政府交渉を行います。
また、政府交渉後、問題点を解説・整理し、その場でパブコメを書いてしまうパブコメ・セミナーを行います。ぜひお誘いあわせの上、ご参加ください。

◆日 時:2015年4月2日(木)
【政府交渉】16:00~17:30 相手方:原子力規制庁(調整中)
【パブコメ・セミナー】18:00~19:45
※15:45からロビーにて入館証を配布します。

◆会 場:参議院議員会館B107
(最寄り駅:東京メトロ・永田町駅、国会議事堂前駅)

◆内 容
【政府交渉】事前に提出した質問書をもとにした政府とのやりとり(調整中)
【パブコメ・セミナー】
問題点の解説・整理と質疑。その場でパブコメを書く時間帯を設けます。

◆資料代:500円

◆主 催:原子力規制を監視する市民の会/FoE Japan

◆問合せ:FoE Japan (エフ・オー・イー・ジャパン)
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986
(当日連絡先:090-6142-1807)