みなさまへ
緊急要請書提出の報告をさせていただきましたが、さっそく動きがありました。
緊急要請書を提出した翌日の１月１８日行われた原子力規制委員会定例会合で、玄海の設置許可の議題の後、もんじゅの議題に入る前に、唐突に、議題にないことですが…と島根２号炉で発覚した配管腐食問題について議論がありました。
田中委員長が規制庁に振って、規制庁から説明があり、この件で事業者に点検の指示を出したい。指示の内容は、居住性が問題になる中央制御室と緊急時対策所のダクトの保温材をはがしての点検を行う。稼働中の原発についてはできるだけ早く実施させるというものでした。
伴委員から、稼働中の原発は稼働しながら点検できるのかという質問があり、足場を組むことになるが、稼働しながらでもできると事業者から聞いているとの回答でした。
本当に稼働しながらできるのか？古い原発はアスベスト対策がいるのではないか？他の保温材配管の点検は必要ないのか？といった疑問はありますが、まずは動き出したということでご報告します。
阪上 武（原子力規制を監視する市民の会）
