みなさまへ

本日、11月10日付けで、原子力規制を監視する市民の会は、川内原発30キロ圏住民ネットワークと連名で、鹿児島県に対し要請書を提出しました。

原発の火山灰濃度規制が強化されることに際して、九州電力は、川内原発について、独自の試算に基づいて改造工事を次の定検で早々に実施しようとしています。

本来、規制委員会は九州電力に川内原発1・2号機停止を指示すべきであり、九州電力は指示がなくとも直ちに停止すべきです。

九州電力の独自の試算には、フィルタの性能の想定に問題があります。そもそも九州電力が原子炉設置許可時に行った火山灰の影響評価には、風向きの想定で不確実さが考慮されていない、噴火規模の想定に過小評価があるなど、他の原発の火山審査と比較しても明らかな根本的な問題点があります。

要請書は、定期検査において改造工事を実施するのを止め、火山灰の影響評価を根本から見直し、そのことを11月15日に開催される鹿児島県原子力安全・避難計画等防災専門委員会においても慎重に検討し、県民にもきちんと説明するよう求めています。

↓要請書(PDFファイル)は以下です
kagoshima-kazan-yosei-1110