原子力規制委員会は、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に関連し、東京電力が原発を運転することの「適格性」を「条件付き」で了承しました。
20日の委員会では、東電社長を呼びつけ、東電福島第一原子力発電所の廃炉に向けた「覚悟」についてヒアリング。質疑に要した時間はわずか数分。その「覚悟」のほどを保安規定に書き込むことにしました。
福島第一原発事故を引き起こし、多くの人たちからふるさとや生きがいを奪い、責任をとらないまま、公的資金によって破たんを免れている東電。新たに巨額の安全対策費を必要とする柏崎刈羽原発を動かす資格はありません。仮にもし真剣に「適格性」を「審査」するのであれば、こんなプロセスではまったくだめで、それこそ委員を選びなおして、事故原因やその後の経緯も含めて評価し、原発事故被害者の聴き取りもおこなって審査を進めるべきでしょう。
原子力規制委員会がしていることは、ゴーサインありきの、「批判かわし」「もったいつけ」以外の何物でもありません。柏崎刈羽原発の技術的側面には、問題がいくつもあるのに、それについては、マスコミの報道はあまりありません。
評価書案が確定されるとみられている、9月27日(水)のお昼、再び原子力規制委員会前で抗議を行います。ぜひ、ご参集ください。なお、午前中には委員会審議を傍聴することもできますので、こちらもぜひ。申込が必要です。
日時:9月27日(水)12:00~13:00
場所:原子力規制委員会前(六本木ファーストビル)
http://www.nsr.go.jp/nra/gaiyou/map.html
呼びかけ:原子力規制を監視する市民の会、福島老朽原発を考える会、FoE Japan
連絡先:090-6142-1807
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