規制委前

◆日時:2015年4月15日(水)12:00~13:00
◆場所:原子力規制委員会前(六本木ファーストビル)
http://www.nsr.go.jp/nra/gaiyou/map.html
◆主催:原子力規制を監視する市民の会/FoE Japan
090-8116-7155(阪上)/090-6142-1807(満田)

本日、福井地裁にて、高浜原発3、4号機再稼動差し止めの仮処分が決定されました。

原発事故を防ぐための安全対策などが争点となり、とくに基準地震動が争点となりました。
決定の理由の中では、「全国で20箇所にも満たない原発のうち4つの原発に5回にわたり想定した地震動を超える地震が、10年足らずの間に到来」していることを指摘、関電の地震想定が信頼に値する根拠はないとしています。
さらに、基準地震動が引き上げられたにもかかわらず対策がとられていない点も指摘。主給水ポンプの破断などの対策がとられていない点について、「このような設備を安全上重要な設備でないとする債務者の主張は理解に苦しむ」ともしています。

そして、私たちがもっとも着目しているのは、原子力規制委員会の役割です。
決定の理由では、上記のような点について新規制規準がカバーしていないことを批判し、「新規性基準は・・・緩やかにすぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されていない。新規制規準は合理性を欠くものである」としています。

これまで私たち市民が、専門家が、住民が、指摘しつづけ、無視され続けていたことを、あらためて福井地裁が言ってくれたことにほかなりません。

原子力規制委員会は、またもやこれらの声を無視するのでしょうか?