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みなさまへ(拡散希望)

8月24日の汚染水海洋放出の強行に対し都内では以下の抗議行動がよびかけられています。毎月13日の行動もよびかけられています。汚染水放出反対の声をあげ続けましょう。

日時 8月24日(木) 10:00~11:00
場所 東電本店前(新橋駅2分)
よびかけ さようなら原発1000万人アクション実行委員会

日時 8月25日(金)12:00~13:00
場所 官邸前
よびかけ 放射能汚染水放出に反対する北区の会
共催 ふぇみん婦人民主クラブ さよなら原発品川アクション

〇岸田首相は21日、官邸で全漁連会長に会いましたが、全漁連会長は反対の意思を貫きました。福島県漁連会長には会うこともしませんでした。東電は関係者に漁業者、地元の関係者を含むの理解なしにいかなる処分もしないとの約束は反故にされました

〇タンク中の汚染水にはトリチウムだけでなく、放射性ヨウ素、ストロンチウム、セシウムなどあらゆる放射能が含まれています。東電はタンク中の72%でトリチウム以外の放射能で、告示濃度限度を超えていることを認めています。放射能の総量は明らかにされていません。東電は、トリチウム以外の放射能は、放出前にアルプスの処理によって告示濃度限度以下にすると言っています。しかしあくまで「濃度限度」ですので、薄めてしまえばよいというのと同じ発想です。大量に放出すれば、その総量は膨大なものになります

〇2018年の説明公聴会の場で、福島県漁連会長は長期保管を求めました。経産省は審議会での検討において、処分方法から長期保管案を外していましたが、このときようやく長期保管についての検討がはじまりました。検討ではタンクを置く敷地の有無が議論になりましたが、結論は、敷地はあるが、将来、廃炉作業の邪魔になるかもしれないから、という理由で排除されました。しかし廃炉作業の目途は全くたっておらず、排除の理由にはなりません

〇太平洋諸島フォーラムが提案したコンクリート固化案について、経産省は、6年に渡り審議会において技術的・社会的観点から議論をつくした結果、海洋放出案に決まったと説明した、といいます。しかし実際は、たった1回の会合でトリチウムを含む水が蒸発するとの弱点を説明しただけで、議論もなく排除していました。原子力市民委員会が提案した半地下モルタル固化案は、弱点を克服する内容でしたが、審議会では説明すらされませんでした

〇経産省は、フランスの再処理工場では、年間で福島第一原発汚染水で放出される数百倍のトリチウムが既に放出されており、福島第一原発汚染水などは大したことはないと読める資料を出しています。隣の泥棒はもっと悪さをして捕まらないのだから俺も許せという理屈です。これは両方とも悪いのであって、汚染水放出を免罪する理由にはなりません。再処理工場の稼働にも反対しましょう